Jリーグファンにとって、新シーズンは常にワクワクするものです。そして、今シーズンは特に、注目すべき選手が数多く存在します。
その中でも、J1に昇格し大型補強を敢行したFC町田ゼルビア。将来性溢れる大型サイドバックが加入しました。その名も、「望月ヘンリー海輝」。彼には大きな注目が集まっています。
圧倒的な身体能力と攻守バランスの取れたプレースタイルで、Jリーグデビューを果たす彼は、さらなる飛躍を目指して日々努力を続けています。
この選手特集では、望月選手の「海輝」の読み方、経歴、プレースタイル、そして今後の展望について詳しく紹介していきます。
では、まず彼の名前をしっかり脳裏に焼き付けておくために読み方から見ていきましょう。
望月 ヘンリー海輝の読み方は?
まずは、彼の名前の読み方から確認しましょう。
- 望月(もちづき)
- ヘンリー(henry)
- 海輝(ひろき)
「かいき」と呼んでしまいそうですが、「ひろき」ですのでしっかり覚えておきましょう。父がナイジェリア人、母が日本人なので、望月の苗字は母の姓と思われます。
FC町田ゼルビア公式Xより引用
望月 ヘンリー海輝の経歴
出生から小学生時代
望月選手は、2001年9月20日生まれ22歳(2024年2月現在)。身長192㎝。埼玉県ふじみ野市出身です。ナイジェリア人の父と日本人の母の間に生まれました。
ナイジェリア出身のサッカー経験のある父の影響で、小学生から福岡サンダースでサッカーを始めています。ちなみに、母もソフトボールの選手をしていたとのこと。身体能力はご両親から譲り受けたものだとわかりますね。
小学校はふじみ野市立駒西小学校に通っていました。全校生徒500人規模の一般的な小学校ですね。閑静な住宅街の一角にありますね。
中学から高校時代(ジュニアユース)
大宮アルディージャU-12、その後、名門三菱養和SC巣鴨Jrユース経て、三菱養和SCユースに昇格しています。三菱養和SCユースは東京豊島区巣鴨を拠点として活動しているチームです。
望月選手は地元の福岡中、埼玉県立朝霞西高に通学していました。通常の授業を受けて、巣鴨まで通うのはさぞかし大変だろうなと思っています。電車で乗り換えで30分程度。その他の移動時間で1時間弱をかけて通っていたのかもしれませんね。
・急激に身長が伸びてきたのは中学2年生から。父が183㎝、母が172㎝とあるため、伸びる素養はあったようですね。
・小学生の頃から足の速さはチームで常に1番。
・高身長のため、バスケットボールなど他のスポーツ競技からの誘いも多かった。
三菱養和SCユースではU19日本代表にも選ばれていますが、どちらかというと注目されていたのは同期のFWで活躍していた栗原イブラヒムジュニア選手(相模原SC)。栗原選手はプロからの誘いがあり、清水エスパルスに入団しています。
しかし、残念ながら、望月選手には当時、プロから声はかからなかったようです。
その後、国士舘大学に入学。高校時代はFWやDFなど様々なポジションを経験したなか、右SBして才能が開花しました。総理大臣杯全日本大学トーナメント優勝などタイトルも獲得し、着実に成長を遂げています。
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望月 ヘンリー海輝のプレースタイル
現代サッカーで求められるサイドバック(SB)とは?
サッカーの戦術は日々進化していますが、その中でも「サイドバック」の役割は特に変化してきました。かつては守備的な役割が主でしたが、現代のサッカーでは攻撃参加型の選手が求められています。
それを象徴する選手が酒井宏樹選手です。彼は攻撃的なプレースタイルで知られ、しばしば前線に顔を出し、ゴール前に鋭いクロスを送ることでチームに貢献しています。また、彼の持ち味であるスピードとスタミナは、守備においても大きな武器となっていました。
これらの選手を見てみると、右サイドバックに求められる人材は、守備力だけでなく攻撃力も兼ね備えた選手であることが分かります。そして、そのバランスがチームの戦術に大きく影響を与えるのです。
これからの右サイドバックに求められるのは、攻守のバランスを保ちつつ、自分の特性を最大限に活かすことが求められていきます。
望月 ヘンリー海輝は現代サッカーに求めれる進化系サイドバック
望月選手のプレースタイルは、超攻撃的なサイドバックとして以下のような特徴を持っています。
- 強靭なフィジカルを生かしたサイドからの突破力と、正確なクロスで攻撃を活性化させます。
- 高い守備力で相手の攻撃をしっかりと跳ね返し、ゴールを守ります。
- 積極的なオーバーラップで攻撃参加も積極的に行い、得点も期待できます。
- 長い腕のリーチを活かした、50m近く飛ばすという超ロングスロー。
特に、ロングスローはゴール前までボールを運べることもあり、チーム戦術として大きな武器にもなるでしょう。
一方で、国士舘大学時代には試合中に集中力を欠き、メンバーから外されるというメンタルに波があるという一面も・・・。プロでは実践を積み重ねてメンタル強化に努めていってもらいたいものです。
望月 ヘンリー海輝 さらなる飛躍へ まとめ
190㎝を超えるサイドバックは世界的に見てもほとんどいません。早速リーグデビューを果たした望月選手は、まずはFC町田ゼルビアで出場機会を増やし、ゆくゆくは日本を代表するサイドバックとしてさらなる飛躍を期待しましょう。今後の活躍から目が離せません!