塩沼亮潤さんは、金峯山修験本宗の大阿闍梨で、慈眼寺の住職として知られています。最近はYouTube、SNSやラジオ、テレビ出演などにより精力的に活動をされています。
この記事では、彼の人生と修行について詳しく探ります。ぜひ最後までみてくださいね!
- 阿闍梨 塩沼亮潤のプロフィール(経歴・出家の経緯・家族との別れ)
- 阿闍梨 塩沼亮潤 家族と結婚
- 阿闍梨 塩沼亮潤 オススメの書籍3選
塩沼亮潤の生い立ち
塩沼亮潤の経歴
塩沼亮潤さんは、1968年3月15日に宮城県仙台市生まれです。
ご両親は離婚をされており、母と祖母の3人で生活。生活は苦しくご近所からおかずなどをいただくこともありました。
東北高校を卒業後に資金を貯め、19歳で金峯山修験本宗の僧侶に。現在は仙台市太白区秋保の福聚山慈眼寺の住職を務めています。
彼の人生は、千日回峰行と四満行の成功という、修験道の最も過酷な修行を達成したことで特に注目集めました。
修験道ってなに?
修験道を理解するために、山登りという比喩を使ってみましょう。
修験道は、まるで山を登るようなものです。山を登るとき、目的は山頂に到達することですが、その過程で自然と向き合い、困難を乗り越えることで自己を高め、心を鍛えることが求められます。これは、修験道における修行の目的と非常に似ています。
修験道では、自然と一体になること、そして自己を超越することが重要視されます。これは、山を登るときに自然の力を借り、自分自身の限界を超えて山頂を目指すことに似ています。
また、山を登るときは、道具や装備が必要です。これは、修験道における「護摩」や「読経」などの儀式に相当します。これらの儀式は、心の装備とも言えのです。
このように、修験道はまるで山を登る旅のようなもので、自然と向き合い、自己を高め、心を鍛えることを通じて、最終的には精神的な充足感を得ることを目指しています。それが修験道の本質です。
当時、19歳の未成年。高校を卒業して間もない彼がなぜ出家に至ったのか?とても気にななるところです。
次のセクションで詳しく解説していきます。
塩沼亮潤出家の意外な経緯とは?
「行者は小学生からの憧れ」
「プロ野球選手になりたい」「お医者さんになりたい」「アイドルになりたい」子供の頃は誰しも大人になった時の憧れの職業を語ったものです。
そんな小学生だった塩沼少年が憧れていたのが、千日回峰行をする『行者』。
家族と一緒にテレビに映る「千日回峰行を達成した酒井雄哉氏」の番組見て「カッコいい」と思ったことがきっかけとなりました。
そこから、塩沼少年は千日回峰行をするためにある行動をします。
千日回峰行では1日16時間48キロを歩くための精神と体力づくりのため、高校までの4キロを雨や雪の日も走って通学をしていました。高校生がここまでしっかりとした信念を持ち行動することは、
「千日回峰行ができる」と確信できていたのでしょう。むしろ塩沼少年は、千日回峰行の先の未来を見据えていたのです。
千日回峰行とは、険しい山中(比叡山や吉野山)を1日48km、年間約120日、9年の歳月をかけ、1000日間歩き続ける仏教の修行です。千日というのは、実際に歩く日数のことで、残りの25日は一生涯にわたって修行するという意味です。千日回峰行をやり遂げると、不動明王と同じ力を持つと言われる阿闍梨という名前がもらえます。
千日回峰行は、人間の限界に挑むすごい修行。たとえば、5年目になると、9日間、何も食べずに、何も飲まずに、寝ずに、立たずに、不動明王の真言を唱え続けるという行をします。これは、まるで死と隣り合わせの生活を送るようなものです。千日回峰行をする理由は、自分のためではなく、世界の平和や人々の幸せを願うためです。
「憧れから現実へ、家族との別れ」
出家するとは一般的に世俗から離れ、家族と別れることを意味します。19歳の青年が出家する際の家族とのエピソードは心がグッとくるものがあります。
入門する朝のことです。一人修行の道に入るわけですから母と祖母との別れが生じます。
「かあちゃんとばあちゃん、どうやってご飯食べていくんだろう」と、さまざまな不安や迷いがありながらも、1度自分で決めた道です。母も祖母も応援してくれました。
「命懸けの修行をするのだから、砂を噛むような苦しみをして頑張ってきなさい」。
そう言って、私が最後の朝食を食べたあと、母は食器をすべてゴミ箱に捨てました。
GLO BISより引用 https://globis.jp/article/56663
母や祖母を残していく迷いと不安、一方で千日回峰行への憧れ。若き塩沼青年の葛藤が垣間見れます。
塩沼亮潤は結婚している?
塩沼亮潤は結婚していない
育った家庭環境と出家という憧れから、妻を持つということは彼の中にはなかったのかもしれません。
僧侶として世俗から離れたところで生きることが、彼の最高の生きがいだったのでしょう。
そして、彼が凄まじい苦行から得た経験と知見で現代の多くの悩める人々を救っているのです
塩沼亮潤のグッとくる名言3選
塩沼亮潤さんの名言を3選紹介します。
- 「自分のために生きるのではなく、世界のために生きることが大切です。」 自己中心的な考え方ではなく、他人や社会の幸福のために尽力することこそ人生の意味がある。
- 「伝統や宗教は、現代社会においても大切な存在です。」 伝統的な価値観や宗教が人々の心を豊かにし、社会全体の調和を保つ役割を果たすと信じています。
- 「美しい振る舞いを思い起こす必要がある。」 日本人が持っていた美しい振る舞いや心の在り方を大切にし、それを現代に活かすべきだと語っています。
まだまだ塩沼亮潤さんを知りたいという方。たくさんの書籍が出版されていますので、是非、一読されてみて下さい。
現代社会に疲れた方は必見です。
塩沼亮潤 オススメの書籍3選
①人生生涯小僧のこころ
辛い時でもそれを楽しむという考え方や、心が乱れたと感じた時に自分の修行が足りないと思うようにするという姿勢を学べる一冊です。
②人生でいちばん大切な三つのことば
「ありがとう」「すみません」「はい」の三つの言葉に託された人生を開く幸福のヒントとは?日常生活に活かせるたくさんの気づきを与えてくれます。
③歩くだけで不調が消える 歩行禅のすすめ
「不安やイライラ」、「集中力や記憶力が低下」で悩む現代人にとって心と身体の健康を維持するための実践的なガイド。「懺悔」「感謝」の心を持ちながら歩くことで、心の針をプラス方向にコントロールできる!!
まとめ
塩沼亮潤さんは、修験道の僧侶として、千日回峰行をの成功を達成し、多くの人々に影響を与えてきました。彼の思想は、現代社会の問題に対する独自の視点を提供し、多くの人々にとって重要な洞察を提供しています。
彼の生涯と業績は、私たちが自己を超え、困難を乗り越える力を見つけるためのインスピレーションを与えてくれますね。
読者の皆様、この記事を読んでいただきありがとうございました。塩沼亮潤さんの人生と業績が、皆様の人生に何かしらの影響を与えることを願っています。